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日経ビジネス人文庫 20世紀日本の経済人

更新日: 0000-00-00 


20世紀日本の経済人


(20せいきにほんのけいざいじんにじっせいきにほんのけいざいじん)
日経ビジネス人文庫
20世紀日本の経済人


ISBN:4532190169
449p 15cm(A6)
日本経済新聞社 (2000-11-07出版)

日本経済新聞社【編】
[文庫 判] NDC分類:332.8 販売価:\857(税別)
渋沢栄一、松下幸之助、井深大…。
激変の時代を疾駆し、日本に未曾有の発展をもたらした「巨人」たちの様々な人生ドラマを、丹念な取材で再現。
52人の創造性溢れるリーダーシップに、失われようとしている「日本経済の活力」の源泉を探る。

1999年1月から12月まで、日本経済新聞で掲載した同名の連載企画をまとめたもの。日本が未曽有の不況にあえぐなか、20世紀の経済界の巨人が残した足跡をたどることで、脱却の道を探ろうとする。日本の発展を導いた経済人、政治家、教育者など52人を生年順に取り上げる。

生涯に500社もの会社を設立し、晩年は日米関係を基軸とした経済体制の確立に奔走した渋沢栄一氏、東京を世界に通用する都市に改造しようと夢を追った後藤新平氏、徹底して「大衆」「価格」というキーワードで事業を切り開いた小林一三氏、戦後、国営電力会社を分割、民営化し9電力体制を築き上げた松永安左エ門氏、独創的なエンジン技術で世界的な自動車メーカーを築き上げた本田宗一郎氏。猛烈な多角化で鈴木商店を一大商社に育てた金子直吉、相場師から電力王に成り上がった福沢桃介、死の直前まで新党結成をもくろんでいた松下幸之助……。

今の時代にも通ずる変革や苦難に果敢に挑戦する先人たちの姿に勇気づけられる。各人に共通するのは公益第一を貫く「志の高さ」と先を見渡す「先見性」だと本書は指摘する。
1人当たり8ページほどの分量で紹介しており、コンパクトで読みやすい。家族、友人との関係など私生活のエピソードも盛り込み、各人の人となりを浮かび上がらせる。
彼らに共通するのは強烈な事業欲と、私心のなさだ。自分のことで精いっぱいの現代人にとって、日本経済の礎を築いた人物に学ぶべき点は多い。
はじめに

この百年の概観 経済人の志、世界へ飛翔

大倉喜八郎 創業企業群、近代産業の礎に
安田善次郎 激動期を遊泳、一代で財閥
渋沢栄一  五百社設立、日本資本主義の父
荘田平五郎 三菱の基礎築いた大番頭
伊庭貞剛  住友系主要企業の礎築く
浅野総一郎 臨海工業地帯開発の父
益田孝   三井物産創業、財閥の基礎築く
辰野金吾  建築界の近代化に後半生
高峰譲吉  消化酵素など画期的発見
高橋是清  デフレと闘う先取の策
後藤新平  東京改造へ都市計画
御木本幸吉 養殖を事業化した「真珠王」
津田梅子  女子高等教育に情熱
郷誠之助  企業再建の「財界世話人」
松方幸次郎 欧州で膨大な美術品収集
金子直吉  猛烈な多角化で産業の礎
武藤山治  温情経営で「鐘紡王国」
池田成彬  三井財閥近代化に功績
福沢桃介  相場師から電力王に
井上準之助 緊縮財政・金解禁を決断
藤原銀次郎 瀕死の王子製紙を日本一に
久原房之助 「日立」を築いた“怪物”鉱山王
小林一三  大衆をとらえた娯楽・サービス産業
小平浪平  発電機から日立製作所興す
大倉和親  「ノリタケ」を世界ブランドに
松永安左エ門 統制廃し孤高の民営路線
インターミッション  創業を支えた名わき役
大河内正敏 科学者の楽園、理研率いる
岩崎小弥太 三菱率いた資本家経営者
大原孫三郎 倉敷を拠点に数々の事業
鮎川義介  日産グループの創始者
五島慶太  合併・買収で「大東急」築く
石橋湛山  在任二カ月「悲劇の宰相」
高碕達之助 水産の“ドン”転じ経済外交
出光佐三  民族経営「出光」、世界を舞台に
石坂泰三  高度成長期の「財界総理」
山下太郎  海外石油開発に先鞭
石橋正二郎 ブリヂストン王国築く
鈴木三郎助 斬新な広告で家庭の味変革
西山弥太郎 鉄鋼王国幕開けの立役者
豊田喜一郎 自動車産業の基礎築く
太田垣士郎 難工事のクロヨンダム建設
松下幸之助 一代で世界的総合家電メーカー
松田恒次  「ロータリーのマツダ」生む
池田勇人  「所得倍増」が内閣の旗印
小原鐵五郎 信用金庫の育ての親
高柳健次郎 電子式を成功させた“テレビの父”
吉田秀雄  広告の巨人・電通育てる
奥村綱雄  株の大衆化へ猪突猛進
桜田武   「闘う日経連」の旗揚げ
本田宗一郎 エンジン一代、世界を疾駆
井深大   世界のソニー創業
田中角栄  山一に日銀特融断行

解説対談 変革期のトップの生き方 城山三郎・宮本又郎

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